今日のエッセー

ローマ人への手紙 その2

ローマ人への手紙 信ずるだけで義とされる その2

この書簡は、前半で、キリスト教の教理を整然と展開しており、それは建物を支える強固な鉄骨のようである。キリスト教は耐震強度抜群の高層ビルのようだ。

この書の頂上とも言える8章以下は、キリスト者が信仰を貫いて生きていくための杖となる方法や考え方が具体的に掲げられている。それらのみことばを見ると、ひとつひとつに思い出がある。患難、困難、病気、貧困、無力感、失望感、孤独感、疎外感、人間不信など様々な問題に襲われて苦悩の中にあったときの頼もしい武器であった。
しかしみことばは思い出の品ではない。今も生きていて、今日の助けにもなるのである。

いくつかを抜き書きする。
8章26節
『私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます』

8章28節
『神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています』
8章31、32節
『神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう』
私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう』

8章37節
『しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです』

10章9、10節
『なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです』

12章11~15節
『勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。 望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。 聖徒の入用に協力し、旅人をもてなしなさい。あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい』 

2023年02月05日
» 続きを読む