エズラ記


エズラ記(10章) 捕囚後のイスラエルの歴史

内容 
エルサレム帰還から神殿完成までとエズラの活動の様子が記されている。

著者 祭司であり学者であるエズラ

有名な箇所
2章1節、六四節
『バビロンの王ネブカデネザルがバビロンに引いて行った捕囚の民で、その捕囚の身から解かれて上り、エルサレムとユダに戻り、めいめい自分の町に戻ったこの州の人々は次のとおりである』
『会衆は合わせて42360人であった』

私感 ひとりの記載漏れもなく

バビロンのネブカデネザルによって囚われの身となったイスラエル民族は、遠い異国で70年間も奴隷でした。ところが栄華を誇ったバビロンがペルシャによって滅ぼされてしまいます。支配者が変われば政策も変わります。初代の王クロスは国内の異国人を解放します。祖国へ戻りたい者は帰国してよいというのです。強制送還ではないようです。そこで、神にその霊を奮い立たされた人々はエルサレムにある主の宮を建てるために上っていこうと立ち上がったのです。(1章5節)

その人数が正確に数えられています。部族名と人数がおよそ80行、2頁に渡って累々と詳細に記載されています。おそらくひとりも漏れることなくていねいに正確に数えられたのです。これは驚くべきことです。聖書の紙面は変哲もないカタカナと数字の行列でしかありませんが、ここには神の愛のメッセージが熱風となって吹き出しています。

クロス王ならぬイエス・キリストは、罪の世に捕囚となっていた私たちを十字架という代価を支払って解放し、神の国への帰還をゆるしてくださいました。十把ひとからげではなく、一人ひとりを正確に覚え、天の住民台帳に登録してくださいました。帰還するのに資格はいりません。神にその霊を奮い立たされた人はだれでも帰国できるのです。すべての人にそのチャンスが与えられています。しかも無代価です。なんという偉大な恵みでしょう。

新約聖書ヨハネによる福音書3章16節
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである』
   

2023年01月15日