伝道者の書

伝道者の書(12章)究極の真理に到達

内容 
多くの人生経験をした人の悟りの言葉集

著者 ソロモン

私感
聖書66巻中21番目に位置する本書は、一見すると、聖書とは思えない内容です。哲学エッセイとでも言えましょうか。著者は箴言と同じソロモン王です。王朝最盛期に即位したので、富も栄誉も権力もほしいままにし、その上、知恵と知識にも富み、比類なき賢者でもありました。その彼が多くの人生経験からついに発見した究極の真理が披瀝されています。

書き始めは『空の空、すべては空』です。また『知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す』とあります。この書の言葉は広く世界に行き渡り、多くの人の心に留まり、引用されてきました。
 
有名な3章から抜粋します。
『天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。
生まれるのに時があり、死ぬのに時がある
泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある。
黙っているのに時があり、話をするのに時がある。
愛するのに時があり、憎むのに時がある。戦うのに時があり、和睦するのに時がある。

12章1節
『あなたの若い日にあなたの創造主(神)を覚えよ。わざわいの碑が来ないうちに、また「なんの喜びもない」と言う年月が近づくまえに』

12章13節
『神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ、悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ』

ソロモンの到達した真理は『神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである』でした。箴言の冒頭は『主を恐れることは知識の初めである』です。彼は、神様を考えに入れない人生は空しいと言っているのです。神は初めであり、終わりであると言うことです。

究極の真理を我がものとして、限りある人生を生き抜きたいものです。

2023年01月21日