ヨハネの福音書 その2

ヨハネの福音書 その2 ロゴスなる神・我は道なり、真理なり、生命なり

この書の各所で、イエス・キリストは御自分について紹介している。それによってイエス・キリストが神の子であることがよく理解できる。いくつかをピックアップしてみる。

6章35節
『わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません』

8章12節
『わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです』

10章9節
『わたしは門です。だれでも、わたしを通ってはいるなら、救われます。また安らかに出入りし、牧草を見つけます』

10章11節
『わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます』

11章25節
『わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです』

14章6節
『わたしが道であり、真理であり、いのちなのです』

15章5節
『わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです』

人生の様々な戦いに傷つき疲れ果てたとき、イエス・キリストの『わたしは……です』という力強い宣言にどれほど助けられ励まされ、希望を与えられたことだろう。この世だけでなく、死後の世界まで保障してくださっている。
最後に聖書のまことの筆者である神様は、代筆者ともいえるヨハネに、この書の書かれた目的を明記させている。深い愛のみ心の発露である。心して受け取りたいものである。

20章31節
『これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである』 

2023年02月02日