詩篇

詩篇(150篇)

内容 神さまへのさんびと祈り

著者 ダビデ他

私感 
詩篇は聖書のリビングルーム
詩篇は聖書の真珠と言われます。それほどに高貴な光を放つ巻です。その品位と格調を落すつもりはありませんがむしろ聖書のリビングルームと言いたいのです。気負わず、ふだん着のままで出入りできるような親しみがあるからです。
聖書にはちょっと緊張を要する威厳に満ちた巻もあれば、祖先の系図や名前が延々と続く戸籍台帳のような巻もあります。ドラマチックで一篇の小説とまがうほどの巻もあります。

詩篇はいつでもドアに手をかけて飛び込みたい部屋です。招きの声が聞こえるようです。時々むしょうに読みたくなります。ひどく失望落胆したとき、希望の風が感じられないとき、傷口がひりひりと痛むときは特別に慕わしい書です。
詩篇は論ずるものではないと思います。詩人の魂の発露である感性と信仰スピリッから生まれたのですからただ読めばいい、そのまま祈ればよい、そのまま歌えばよい。そのままうなずき、そのまま喜べばいいのです。

朝、読むのにふさわしいし、昼、繁忙の合間に読めたら落ちつくでしょう。就寝の床で心ゆくまで読むと、すぐそばに神さまのおられるのがわかります。お気に入りの何篇かを心のポケットに忍ばせておくのは楽しく豊かです。

第一篇全部を掲げます。
『幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。
まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。
その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。
悪者は、それとは違い、まさしく、風が吹き飛ばすもみがらのようだ。
それゆえ、悪者は、さばきの中に立ちおおせず、罪人は、正しい者のつどいに立てない。
まことに、主は、正しい者の道を知っておられる。しかし、悪者の道は滅びうせる』

夜に読みたい詩篇 主を恵み深さを味わう

夜の闇と静寂は、不安と孤独感を募らせる過酷な時と感じる人がいるかもしれません。しかし主イエス・キリストと深く結びついている魂は別のとらえ方をします。詩篇の一篇を味わいながら、神さまを思い、こうべを垂れていると、ひたひたと潮が満ちてくるように、平安と喜びに包まれます。

詩篇34篇
『私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。
私のたましいは主を誇る。貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。
私とともに主をほめよ。共に、御名をあがめよう。
私が主を求めると、主は答えてくださった。私をすべての恐怖から救い出してくださった。
彼らが主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた。
この悩む者が呼ばわったとき、主は聞かれた。こうして、彼らはすべての苦しみから救われた。
主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される。
主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は』

朝に読みたい詩篇 神の愛の中にいる証拠

暖かい朝でも冷たい朝でも、きちんと目が覚めて、自分の新しい一日があるのは、奇跡中の奇跡ではないでしょうか。今、病床に、不和の中に、誤解の中に、孤独な暮らしにいるかもしれませんが、今日のいのちがあるのは、いのちを造られた神さまの愛の中にいる証拠ではないでしょうか。生かされている貴さを噛みしめたいものです。

詩篇19篇
『天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。
昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。
話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。
かし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。神はそこに、太陽のために、幕屋を設けられた』
    

2023年01月19日