旅にスマートフォンは欠かせない。行き先を調べ、経路を確認し、天気を知る。宿も食事も支払いも、すべてが一つの画面に収まる時代である。そんな中、スマホを置いて旅に出た若い記者の記事を、今朝のニュースで読んだ。
紙の地図も時刻表も読めない世代が、あえて情報から離れて歩く。その試みは、不便で心細く、同時に新鮮だったという。人に道を尋ね、迷い、立ち止まりながら進む旅路が、そこにはあったそうだ。
この記事を読みながら、わたしは思った。聖書のない人生と、聖書のある人生も、どこか似ているのではないかと。自分の判断と情報だけを頼りに歩く道と、御言葉に導かれて歩く道。その違いは、歩いてみて初めて分かる。
「あなたのことばは、私の足のともしび、私の道の光です」(詩篇119篇105節・新改訳)。信仰の証しとは、理論ではなく、歩いた結果の報告書なのかもしれない。わたしもまた、その道を歩み続けたいと思うのです。