空もいっしょに歩いているみたい   寄稿者  歴想

散歩の途中で、わたしは空を見上げました。
白い雲が、ゆっくり流れていました。
地面ではわたしが歩いていますが、空でも雲が歩いているみたいに見えました。

雲の形は、ずっと同じではありません。
ちぎれたり、くっついたり、うすくなったりしながら、流れていきます。
空の上のほうの雲と、下のほうの雲は、ちがう動きをしています。
空には、見えない川が、何本も流れているみたいでした。
わたしが歩いているあいだも、雲は止まらず、動きつづけていました。

いそいでいる日は、雲がゆっくりに見えます。
心がおちついている日は、雲がはやく流れているように感じます。
本当は、雲の速さが変わるのではなく、
わたしの気もちが、そう見せているのかもしれません。
わたしが立ち止まっていても、空はどんどん先へ進みます。

「神さまは、わたしの歩みをたしかにしてくださる」
という言葉が、心にうかびました。
空を見上げながら、
わたしも神さまに守られて、毎日を一歩ずつ歩いているのだと思いました。

2026年02月27日