心に留まった聖句
「見よ。神は誠実な人を退けることはなく、悪を行う者の手を取ることはない。」
(ヨブ記8章20節)
黙想
山道を歩いていると、岩場で根を張れずに倒れかけた草を見ることがあります。風雨にさらされ、踏み固められた土では、力を蓄える場所がないのだと気づかされます。
ビルダドは、神は正しい方であり、神を忘れる者の繁栄は続かないと語りました。「手を取ることはない」という言葉は、突き放す宣告のようにも聞こえます。
けれども、その言葉の背後には、拠りどころの向きを問い返す静かな呼びかけがあるのかもしれません。わたし自身、正しさを保とうとしながら、いつの間にか自分の力に寄りかかっていたことがあります。支えを失った草のように、心が乾いているのに気づくまで、時間がかかりました。
神は誠実な人を退けない、と聖書は語ります。手を取られない現実に出会うとき、それは見放されたしるしではなく、より深いところで神に向き直る機会なのだと思います。今日も、足元の土を選び直すように、拠りどころを主に向けて歩みたいと願います。