朝の白い息    寄稿者 季想

冷え込んだ朝、歩きながらふっと白い息が立ちのぼるのを見ました。空気のなかに自分の呼吸が形となって現れ、すぐに消えてゆくさまは、冬の静けさにそっと溶け込んでいく小さな光景のように思いました。

 けれども、形が見えるのはほんの一瞬で、息そのものはもともと目に見えず、ただ確かに存在しています。このありさまを眺めながら、ヨハネの福音書で語られる「風は思いのままに吹く」という言葉が思い起こされました。見えなくても働いているもの。それは神の霊のように、静かに、しかし確かに私たちのいのちを支え続けてくださるのだと思います。

 そして、白い息が消えていくように感じる日々の弱さや不安の背後にも、主は変わらず近くいてくださることを覚えたいのです。見えない導きに気づけず、立ち止まってしまうこともあるのかもしれません。しかし、なお主は私たちを守り、歩む力を与えてくださる方だと思います。

 どうか、この一日も、主の見えない御手に気づき、従う心を与えてくださいますようにと祈ります。

2026年01月22日