母の冒険 未知の世界へ第1歩 投稿者 希望の風(掲載日2006年10月)

母が初めてデーサービスに出かけました。10時から4時まで6時間です。88歳9か月のつい一ヶ月前まで、介護保険を使ったことは一度もありませんでした。母はそうしたサービスのお世話はならずに人生の幕を下ろすのだと、密かに思っていました。
この夏以来、介護老人になって、ケアーマネージャーと称する担当の方がしばしばお見えになって、あれこれとサービスの種類を教えてくださり、さかんに勧めるのです。

おかげで在宅の入浴サービスを受けるようになり、私の荷も多少軽減されて感謝をしています。そして、今日は施設へ行くことになりました。あらかじめ、よく説明をして、意志を聞きますと、すなおに納得して、行くつもりになったようでした。社交性が極端に欠如している母ですから、きっと嫌がるだろうと思っていました。

車いすに座ったまま、母はセンターの車に乗せられて出発していきました。母にとっては一大冒険です。未知の世界へ第一歩を踏み出しました。
送り出して、ふっと心に穴が空いたような妙な気持になりました。プロの方々にお預けしたので、とても安心なのですが、気になるのです。なんだか我が子を幼稚園に送ったような気持なのです。笑ってしまいそうでしたが、笑えない何かがありました。

感傷に浸っている暇はなく、母の部屋や寝具の整理をしているうちに、無事ご帰宅となりました。付き添ってこられた職員の方が、あちらでの様子を詳しく説明してくださり、連絡帳にも書かれていて、行き届いているなあと感心しました。

母は顔見知りの地域の人がいて、しばらく振りに話をしたとのこと。こうした刺激は何よりの活性剤だと思い、これも感謝でした。
嫌がらなかったら、半月後にもう一度などと、プランが立てられています。

介護制度に直に触れてみて、これは必要な制度だと実感しました。制度としてはまだまだこれからでしょうが、諸外国の先例をよくよく研究して、充実したものになってほしいと、いつになく真剣に考えさせられました。


お恥ずかしいのですが
受信メールの一面をミスタッチで消してしまいました。18日午後、送信してくださった方々、お手数ですがもういちど発信してくださいませんか。

2025年10月21日