先日、「2025年の冬ボーナスは5年連続で増加が見込まれる。」と明るいニュースが流れていました。
かつて現役で働いていた頃、わたしも年末の賞与を心待ちにしていたことを思い出します。通帳の数字が少し増えるだけで、年越しの支度や家族の笑顔が現実味を帯びてきたものです。
けれども今、年金生活に入ったわたしには、その響きは少し遠くなりました。決まった額が、決まった日に振り込まれる毎日。派手な増減はありません。でも、その一定さの中に、別の静けさがあるように思うのです。
「主があなたを祝福して、あなたの手のわざをことごとく栄えさせられる」(申命記15章10節・新改訳)。このみことばは、収入の多寡よりも、与えられている生活そのものが祝福であることを思い出させてくれます。
若い人たちのボーナスの話題を耳にしながら、わたしは今日も小さな帳簿を閉じます。足るを知り、静かに年を越せること。それもまた、神からの確かな支給なのだと思います。