ネット『カラマーゾフの兄弟』読破ツアー 旅日記その4 投稿者 希望の風(掲載日2006年11月)

8月の15日に出発したネット『カラマーゾフの兄弟』読破ツアーは、まだ延々と続いています。原則として一か月一冊のペースで読むこと、毎月15日には、それぞれが読んだところまでの感想を送ることを申し合わせました。今回は3回目の旅日記が送られてきました。全員のを一括して集め、再度私の方から全員に発信します。毎回、様々なユニークな感想が寄せられます。たくさん書く方もおられます。ちなみに今回の旅日記は、A4版で17頁に及びました。

中にはさっさと読み終えた方も何人かいます。一人で読んでいたのでは読み終えるどころか、途中で放り出していたかもしれないなどと言う方もおられます。
たしかに、そうです。それだけでも、このツアーは意味があったと思うのです。

私にとっては、実に有益でした。多分私は読み終えることはできたでしょう。でも、斜め読み、飛ばし読みの超速読でしょう。今回は違いました。なんとポストイットと蛍光ペンを握りながらなのです。
感想文を書くときは改めてまたぺージを開きます。読み返し、読み込み、時には抜き書きをします。なんとていねいに読むことでしょう。そして感想をまとめていく内に思いがどんどん深められ広がっていきます。物語の現場に居合わせている気がします。それどころか、登場人物の心の中にまで入っているのです。これはざっと読んだときには決してしなかったこと、できなかったことです。

ほんとうの読書家なら、一人でもしていることなのでしょうけれど、凡々たるものは、そこまでとてもしません。でも、仲間がいればできるのです。実に不思議です。
いったい人間ってなんでしょう。笑い出したくなりながらも、ここに潜む真理に感動しています。人とは関係の中に生きる者なのでしょう。神様の創造の通りに。
あと1か月、全員そろって帰国便のタラップを踏みたいと願っています。

2025年11月17日