母のお気に入り レッグウォーマー 投稿者 希望の風(掲載日2006年10月)

秋のあらしに見舞われて、雨と風といきなり訪れた寒気に大慌てしているのは私だけでしょうか。夏中歌え踊れで遊び暮らしたキリギリスではないつもりですが、食糧はともかくも、身繕いは準備不十分でうろたえてしまいました。

自分のこともですが、100%丸抱えになった母の冬支度にはいっそう慌てました。点検してみれば、あれもこれも不足しています。それに、すっかりベッド生活になってしまったので、昨年と同じというわけにはいきません。そこで買い揃えに出かけました。高齢者人口の多い土地柄なので、わりに近いところに大きな衣料品店がいくつかあります。一時間足らずで当座のものが揃いました。フリースの膝掛けも買ってみました。

デイ・サービスケアーに通うのにも、多少は見栄え良くさせたいなどと、また子どもを幼稚園に通わせる親のような心境で、娘に相談しながらあれこれと品選びをしました。

膝から足もとまでが冷えると言いますが、なかなか適当なものがありません。そこで、娘が自分のレッグウォーマーを出してきてはかせますと、なんとたいへん気に入ったのです。
高校生のルーズソックスのように、だぶだぶしたものですが、柔らかいのが良かったのです。足首から膝上まですっぽり包めるので暖かです。もっと買ってきてというほどでした。
ところが、高齢者向けのお店にはありません。若者のお店ならあるのでしょうか。

暖房器具も出してすぐに使えるようにしました。秋はなんとせわしいことでしょう。
あっという間に日が暮れて、夕焼けを見そこないました。表へ走ったときはすでに暗色が入り込んでしました。それでも、それなりの空の表情を味わいほっと深呼吸ができました。
さあ、今晩は図書館から借りてきたCDを楽しめるでしょうか。聞きながら本が読めるでしょうか。

2025年10月28日