詩篇を愛して その7  投稿者 希望の風(掲載日2006年12月)

詩篇第12篇 社会の悪が勢力を振るうときに

主よ。お救いください。
聖徒はあとを絶ち、誠実な人は人の子らの中から消え去りました。
人は互いにうそを話し、へつらいのくちびると、二心で話します。
主が、へつらいのくちびると傲慢の舌とを、
ことごとく断ち切ってくださいますように。
彼らはこう言うのです。「われらはこの舌で勝つことができる
われらのくちびるはわれらのものだ。
だれが、われらの支配者なのか。」

主のみことばは混じりけのないことば。
土の炉で七回もためされて、純化された銀。

あなたが、主よ、彼らをお守りになります。
あなたはこの時代からとこしえまでも彼らを保たれます。
人の子の間で、卑しいことがあがめられているときには、
悪者が、至る所で横行します。

社会に起ることは、あちらを見てもこちらを見ても寒々とした思いにさせられ、時に怒り、時には深い悲しみをもたらす。しかし弱き者は憂さの捨て所がない。詩人は神のみまえに持ち出した。すると神は天の窓を開いて祈りを聞かれ励まされた。「悩む人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから、今、わたしは立ち上がる。わたしは彼を、その求める救いに入れよう。」

なにかと心騒ぐ師走の日々だが、時に天を仰ぎ、開かれている窓から聞こえてくる神のことばを静かに聞き分けたいものである。
《主のみことばは混じりけのないことば。土の炉で七回もためされて、純化された銀》なのだから。

2025年12月04日