同時に届いた2冊の本  投稿者 希望の風(掲載日2006年3月16日(木))

[平和の夢](PHP研究所)をいただいた。取材記事と監修訳のI・N氏とは多少の面識がある。氏が直々のコメントを付けて送ってくださり、感激して、さっそく開いた。

パレスチナ人の自爆テロに巻き込まれたユダヤ人少女の日記である。

少女の名はバット・ヘン。15歳の誕生日に親友4人と、大都会テルアビブにうきうきしながらやってきた。そのときテロに遭ってしまった。4人のうち、彼女を含めて3人が即死した。

娘の部屋から1冊の日記を見つけたご両親は娘の遺言のような気がした。夢が書いてあった。「平和になること」、「詩人になること」であった。

ご両親は[バット・ヘン記念会]を立ち上げ、日記を出版した。それがいくつかのドラマを経て、今回日本語でも出版されたのである。

カラー写真が多くきれいで読みやすい。1時間もあれば読めるが、多くのことを教えられ、考えさせられた。

詩をひとつ抜粋で書き出して見る。

人にはそれぞれ夢がある。
わたしにも夢があるーこの世が平和になること。
それが、夢で終わらないと信じたい。
どうやったら平和を創れるのかしら?
みんなは、平和のために
どれほどの犠牲を払えるのかしら?

15歳の少女の詩である。死を無駄にしてはならない責任があると迫られた。

2025年03月16日