列王記Ⅱ 4章7節
彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言った。「行って、その油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます」
エリヤは時の王邪悪なアハブとその妃、聖書中ワースト・ワンの悪女イゼベルに命がけでまことの神の力を示した。
エリヤが次にしたことは後継者の選定と指名であった。エリシャが選ばれた。
エリシャは師エリヤとは対照的で、愛と優しさに満ちた人であった。国の支配者たちにも重きを置かれたが、貧しい庶民の間に住んで、多くの奇跡を行って彼らを救った。
しかしイスラエルの国力は下り坂、ついに北イスラエルはアッシリヤに、南ユダ王国はバビロンによって滅ぼされ、都エルサレムは陥落、王を初め民たちは捕囚となって異国に引かれていった。
反映を誇った一つの国家が滅亡していく様を聖書は克明に記している。
原因は指導者たちの高慢と堕落である。目先だけを負う政策の誤りである。何よりも歴史の背後で働くまことの神さまを無視または反逆したことによる。しかしそれを知る人は少ない。
これは遠い古代の物語だけとは言えない。神さまは聖書の中だけにおられるのではない。エリヤが『私の信ずる神は生きておられます』と公言したが、今も主は生きておられる。
現代くらい神さまをないがしろにする時代はないと思う。が、批判してもはじまらない。嘆くだけでは解決しない。
導かれて一足先にまことの神に救われた者たちが、慎ましく美しく大胆に、神と隣人を愛して生き抜いていくことが大切ではないかと、強く思う。