気の置けない親類を訪問しました。彼らは私の家へはちょくちょくやってくるので、私の方からはめったに出かけません。時間のやりくりがつかないためもあります。
今日はお正月気分に乗って出かけていきました。
東京都と千葉県をわける江戸川が近くにあるので、堤を散歩しようと思いましたが、冷たい強風に負けて、結局、暖房の効いた部屋から出ずに終わってしまいました。
まだ独身の若者2人と、世間話ができたことは収穫でした。彼らは明日4日から出勤だそうです。
2人が一様にぼやく言葉が心に残りました。
仕事は苦にならない、だが人間関係がいやだ、それを思うと気が重くなる、辞めてしまいたくなるということでした。
人間関係の悩みは特別に彼らだけの問題ではなく、現代だけのことでもなく、日本だけの現象でもない、人間の歴史が始まって以来の深刻な難問でしょう。この悩みを経験しない人はいないでしょう。ただ悩むだけですめばいいほうです。こじれてしまうと精神的に病んでしまう人もいれば、攻撃的に反応して犯罪にまで発展することもよく聞きます。友人関係も、親子関係も、夫婦関係も、師弟関係も、崩壊させる恐ろしい魔の力となります。
思い返せば我が身にも数え切れないほどの傷があります。それと同じくらい人を傷つけてきたでしょう。
どうして上手な関係を築けないのでしょう。どうしていまだに真の解決策がないのでしょう。
かたわらで問答を聞いていた彼らの母親が、人間はそれほどに罪深いということよ、解決にはほど遠いけど、そう結語しました。
そこで私が、イエス・キリストの十字架の話をすればよかったのですが、場の雰囲気と私の勇気のなさから、切り出すことができませんでした。
帰途の車中で、明日からの彼らの人間関係が守られ、元気で働けますようにと、祈るだけでした。