テモテへの手紙1 パウロの親ごころ  投稿者 希望の風(掲載日2006年6月29日(木))

このカテゴリーは、聖書66巻全巻を1巻ごとに大きく見回し、ワンポイントで私見する、聖書エッセイです。【希望の風】発見の旅でもあります。

テモテの手紙1,2、と次のテトスへの手紙は『牧会書簡』と呼ばれる。
パウロは、教会を預かるテモテとテトスに向かって、キリストのからだである教会運営がスムーズに進むように、こまごまとアドバイスや指図をした。

テモテは年も若く、少々病弱でもあったらしい。テモテはかのエペソの教会の指導者であったようだ。(聖書には記されていないが)パウロはローマでの投獄から釈放されて、忙しく伝道の旅を続けながら、おそらくマケドニアから書き送ったと言われている。

テモテはパウロの愛する弟子であった。『信仰による真実の我が子テモテへ』とあるように、パウロはテモテには父親のような心情を持っていたらしい。教会を運営するための多方面にわたる具体的な知恵と心構えを論じるそこここに、パウロの情愛が現れている。
『これからは、水ばかり飲まないで、胃のためにも、たびたび起る病気のためにも……』と、気を配っている。パウロのもう一つの面を知って、ますますパウロへの尊敬が高まっていく。
ほんとうの信仰とは血肉の通った生きた温かいものなのだと実感させられ、そうありたいと願わずにはいられない。4章12節

『年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい』

今でも、若い伝道者たちが、パウロのような信仰の父親たちから、このみことばで励ましを受けて派遣されていくのを見聞きする。

2025年06月29日