我が心捕らえがたし  投稿者 希望の風(掲載日2006年7月)

ブログ希望の風は、いまでは11個の種々の風袋を内蔵する大きな風塊になってしまった。一つ一つを整然と管理するのはなかなか難しい。放っておかれている風もある。
その一つが心の風。いちばん最近生まれた風の子である。思い入れを抱いて産んだ秘蔵っ子なのに、育て方が悪いのか発育不全である。

心の風は私の心を行き交う心情を発露するためのものだ。日々の風を初めとする日常の出来事が置いていったエッセンスやかすかな香りをすくい上げて、再生して新しい風にしたかった。だが、風はその本性としてとらえどころがない。どこから来てどこへ行くかわからない。タッチの差で行方不明になる。一瞬をすばやく捕らえて、その姿をことばに置き換えるには、筆力不足なのかもしれない。

こころにうつりゆくよしなしごとを そこはかとなくかきつくれば……と兼好法師はのたもうたが、書きつくれば、に至る前に、あやしうこそものぐるほしけれ、止まりなのは凡人のかなしさであろう。ともあれ、今日は心の風の入り口を多少でも開くことができたことを上出来としたい。

午後、急に真っ暗になり大きな雷鳴が響き渡った。いっとき激しい雨が降った。いよいよ梅雨が明けるのだろうか。雨上がりの夕空がすがすがしい。暑さとの戦いが始まるが、走り出て夏を迎えたい。

2025年07月15日