先日、近くの教会の牧師就任式に出席してきた。
わたしの教会は大きな教団に属しているので、教区・支区と別れ、それぞれに教会活動をしている。たぶん市区には50~60の各教会があると思うが、行き来はなく、まるで単立教会の集まりのようだった。
4月から赴任した牧師は地方教会から来たので、「牧師就任式」をとても大事にしていることが言葉のはしはしに感じられた。牧師は近くの教会の牧師就任式への参加を呼び掛けたが、今までその経験がない私たちは誰も応じなかった。
三回目、就任式の前週、牧師はまた呼び掛けた。車を出しますからと。
すると牧師の熱意に押されて、3名が出席を申し出た。私もその一人である。
当日は朝からじりじりと太陽が照り付け、素晴らしい6月の朝だった。
午後2時に教会に集合、みんなで涼しい車で出かけて行った。
当日就任式を迎える牧師は、この3月まで無牧のわが教会で月1回説教、月1回祈祷会をしてくださった高齢の牧師である。今までは副牧師だったがこれからは主任牧師として立たれる。
式辞の初めに市区長の牧師からこんな話があった。地方教会はどこも小さく、苦労している。日曜日にもやっているのかどうかわからないような状態だ。しかし就任式になると各教会から多くが駆け付ける。今まで外には何をやっているかわからなかった教会から、讃美の声が外にまであふれる。信徒を引き連れて参加する牧師にとってこれ以上晴れがましい日はない、と。当日主役の牧師は大教会で受洗し、牧師としても大きな教会におられた方だが、この話は身に染みたことだろう。
帰り、教会の役員の方とあいさつをした。在任中の牧師の逝去、繰り返す無牧の時、教会を必死で支えてきた会員たちの努力はいかばかりであったろう。
「お互い大変でしたね。頑張りましょう」 私の教会の事情も聴いておられたと見え、すぐに心を通わせて挨拶ができた。
信仰による交わり、神様はいろいろな形で導いてくださることが分かった。