雅歌 神様からのラブレター 寄稿者 旅女

このカテゴリーは、聖書66巻全巻を1巻ごとに大きく見回し、ワンポイントで私見する、聖書エッセイです。【希望の風】発見の旅でもあります。

そもそも聖書は神さまからのラブレターである。命がけの愛の告白である。神は愛であるから究極は神の愛に行きつく。この書は神の実相を物語ってくれる。その愛がどんなに血肉の通った、細やかな、切ない、息苦しいほどの情愛に満ちたものであるか、切々と語っている。この書の一言一言がイエス・キリストの十字架と重なってくる。

わたしの好きな箇所2章10節~13節

私の愛する方は、私に語りかけて言われます。
「わが愛する者、美しいひとよ。さあ、立って、出ておいで。
ほら、冬は過ぎ去り、大雨も通り過ぎて行った。
地には花が咲き乱れ、歌の季節がやって来た。山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。
いちじくの木は実をならせ、ぶどうの木は、花をつけてかおりを放つ。
わが愛する者、美しいひとよ。さあ、立って、出ておいで。
岩の裂け目、がけの隠れ場にいる私の鳩よ。私に、顔を見せておくれ。あなたの声を聞かせておくれ。あなたの声は愛らしく、あなたの顔は美しい」

新約聖書の聖句を思い出します。
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信ずる者がひとりとして滅びることなく、永遠の命を持つためです』

2024年04月15日