老年の睡眠について   寄稿者 銀鈴

雑誌をめくっていたら興味深い記事に出会った。睡眠についてである。それも老年者の。私は不眠症とは考えたことはない。でも、若い時代の睡眠と現在を比較すると大変な違いがある。この一、二年はひそかに悩む症状もあらわれてきた。タイミングを逃すとしばらく眠りに入っていけない、すっと寝入ってもしばらくすると目が覚めてしまい次の睡眠に入るのに時間を要するなどなど。

記事の要点をまとめてみる。

*高齢者の睡眠の特徴は睡眠時間が短くなり、眠りが浅くなること。

*早目に眠くなり、早く目が覚める。

*不眠を訴える人が多いが、床の入っている時間が長すぎるのではないか。

*あまり早い時間帯に床にはいらないようにする。

*朝は決まった時間に起きて太陽の光を浴びる。夜は眠くなってから床に入る。

*いつも眠くなる時間の3時間前が最も眠りにくい時間。

*もしも夜中に目が覚めても暗い部屋で考え事をしない。電気をつけて、読書やビデオ・DVD鑑賞など好きなことをして気持ちを休める。

いびきが激しい、足がむずむずする、足がピクつくなどの症状は病気が原因の可能性がある。専門医の診察を受けたほうがいい。

 足がむずむずするとは、私にもある症状だ。何か病気があるのかしらん。

 目が覚めても本を読む気にはなれない。熱中して朝までそのままだったら大変だと思ってしまうからだ。でも、もしかしたら案外早く眠れるかもしれない。

 読書を誘眠剤代わりにしているのは毎晩のことなのだから。そして大成功しているのだから。

 しかし、ほんとうの不眠症で苦しんでいる方も多くおられる。安らかなはずの睡眠ができないほどつらいことはないだろう。

早く癒されることをお祈りします。

2024年03月11日