メリークリスマス ハッピーニューイヤー    寄稿者 ルピナス

12月24日、教会のクリスマス礼拝と祝会があった。
今年は特別な一年だった。
イースター礼拝の翌日牧師が入院し、その月のうちに召された。教会はあまりの出来事にうろたえたが、日曜日は7日ごとにやってきた。礼拝に穴をあけてはならないと緊急の課題に役員会は大忙しだった。何しろ日曜日に教会に来るごとに牧師の容体が悪くなっていたからだ。
役員の一人が急病になって入院したのは牧師召天の翌日だった。会員は思いもかけない状況によく頑張った。まるで10年間分の奉仕を一気にしたみたいだとある役員は言った。
秋に次の牧師が与えられ、ようやく教会はいつもの落ち着きを取り戻した。とはいえ新しい牧師となじむまでは大変な人もいるだろう、役員はその懸け橋になろうと話し合った。

そして12月24日、クリスマス礼拝を迎えた。
礼拝看板、お誘いのはがき、ポスター、電話での呼びかけ、教会内のクリスマス装飾、そしてコロナ後初めての昼食会と、それぞれができる限りをした。
朝、珍しく大荷物を持って教会に向かった。
教会では何人かの会員が台所で働いていた。何も言わない。でも動きを見ればわかる。皆うれしいのだ。入れ替わりいろいろな牧師先生が説教に来てくださっていたが、今一人の牧師を中心にみんなでクリスマス礼拝を持つ。「主よ来たりませ」と祈っていたが「主は来ませり」と賛美することが出来るのだ。
祝会の最後に「クリスマス・ビンゴ」をした。何年ぶりだろう。それぞれが持ち寄ったものをビンゴゲームでいただくのである。そのために大きな箱を用意して品物を集めてきた。私はスカーフをいただいた。ありがとう。
会の後の片づけをしながら「よかったね」と語り合った。

翌12月25日朝、アメリカの知人とズームミーティングした。英会話ができない私だが、それぞれのクリスマスを話し合った。さいごにみんなで「We With You a Merry Christmas」を歌った。「and a Happy New Year」と続けた。

2023年12月26日