歴代誌第二

歴代誌第二(36章)

内容 
ソロモンの神殿建設事業と南ユダの王たちの歴史

著者 歴代誌第一と同じ

有名な箇所
6章6、7節、
『この彼のもとに、バビロンの王ネブカデネザルが攻め上って来て、彼を青銅の足かせにつなぎ、バビロンへ引いて行った。ネブカデネザルは、主の宮の器具をバビロンに持ち去り、バビロンにある彼の宮殿に置いた』
『ペルシヤの王クロスは言う。「天の神、主は、地のすべての王国を私に賜わった。この方はユダにあるエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを私にゆだねられた。あなたがた、すべて主の民に属する者はだれでも、……、上って行くようにせよ」』
 
私感 
おごれる者はひさしからず

ダビデの後継者ソロモンは壮大な神殿と、華麗な自分の宮殿を建てた。ダビデ王朝は繁栄を極めた。しかしソロモンの時が絶頂で、その後は下り坂。とどまるところを知らない落石のように滅亡の坂を転がっていきました。何人かの善王が現れて、信仰復興が高揚された時もありあしたが、ついに都エルサレムはバビロンの王ネブカデネザルによって陥落します。ユダ王国、ダビデ王朝は滅亡したのです。民は悲しくも捕囚となり、遠くバビロンへ引いていかれ、奴隷となり果てました。
 
しかし、神さまは反逆の民ですがわが子イスラエルを捨てませんでした。
 約70年後、バビロンが滅ぼされ、かわってペルシャが興ります。ペルシャの王クロスはユダの捕囚民を解放するのです。帰りたい者は祖国帰還が許されたのです。聖書は神さまがクロスの心に働いたと記しています。

神さまに背き、反逆するイスラエルの姿は、そのまま人間の真相ではないでしょうか。しかし、自己街道を順調に走っているときには、それが自己破滅に直結するようになるとは気がつくものではありません。だからこそ、神さまは時に厳しい艱難困難を与えて、目を覚ませよと呼びかけるのでしょう。愛しているからでしょう。

ふり下ろされる鞭が、愛から出たものであると気がつけば幸いです。それに気がついて悔い改め、神さまの膝にすがるとき、新しい人生がはじまるのです。
   

2023年01月14日