古希を迎える。  寄稿者 青梅

今年に、古希を迎える。
はたして、口から出るのは「老眼がさらに進んだ」「筋力が衰えた」などとネガティブな言葉ばかりだった。
そんな私にシンクロしたのだろうか、テレビの中には老化防止や老化現象をカバーする商品のCMで溢(あふ)れている。
だが、聖書から聞こえるのは、パウロ先生の「私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」との声だった。
まるで、「老眼が進み、体力が衰えた分、神の国の住民に相応(ふさわ)しい者にされているよ」と励まされているようだ。
そのとき、イエス様が「私が与える平安は世が与えられるものとは違う。」と言われたことを思い出した。
思わず、大きくうなずきテレビのスイッチを切ったのである。

2021年10月05日