この日を喜び楽しもう! 寄稿者  緑風

今日は8月最後の日。この数日猛暑日が続い
てさすがに辟易したが、今日でこの月も幕を
閉じるとなると惜別の情が沸く。創造主であ
る神様が天地を創造して以来、実際の日数を
正確に計ったらいったい何日を経たのか、だ
れにもわからないが、あの時以来、一秒の狂
いもなく時が進行しているのだ。そして今日
があるのだ。実に悠々たるドラマではないか
。その神秘を思うとワクワクする。

ともあれ、小さな地球ひとつを見ても、今日
は2021年8月31日である。歴史の上で
2度とない日である。私の生涯においても今
日は一回限りである。生かされて来年8月3
1日を迎えられたとしても、それは2022
年であって全く違う日である。今日一日の何
と貴重なことか。奇しくも偉大な創造主から賜ったまたとない贈り物なのだ。だれからどんな高価なプレゼントをいただくより価値がある。今日は喜ばしい日なのだ!この日を楽しみ喜ぶことが送り主への最高の返礼ではないだろうか。

現実には、今日も不快な暑さが続き、大災禍のコロナに苦しめられている。政治も行政もあたふたしている。新しくはアフガニスタンの動静に世界中の目が凝集されている。どこを見ても、闇、闇、闇である。胸がふさがれ心は傷み、笑顔など忘れてしまいそうである。

しかし、原点に戻って、私は今日一日を喜び楽しむことに徹する。この日をくださった神への感謝を捧げながら、小さな一日を歩んでいく。神様は単に時間の一日をくださっただけではない。実際に喜びや楽しみも用意されている。荒野の母ハガルは孤独な死の砂漠の真ん中でこんこんと清水湧く泉を見つけた。不遇にあえぐサマリヤの女はイエスさまからいのちの水をいただいた。隠れたところにおられる神は、肉の目では見つけられない密かな場所に喜びや楽しみを用意される。その宝を探し当てたい。8月31日のために備えられたオンリー・ワンの恵みを楽しみ喜びたい。

これは主が設けられた日。
この日を喜び楽しもう。
詩篇118・24

2021年08月31日