子どもたちに夏の恵みを!         寄稿者 なあみ

教会学校の生徒だった頃、夏といえばキャンプだった。

日常生活から離れ、先生や友達と神様を中心にして過ごす。
朝は一人で静かに聖書を読み、毎回の食事は感謝の祈りをしていただく。我が家はクリスチャンホームではなかったので、これだけでも神様を身近に感じたものだ。

朝も夜も聖書のお話を聞く。初めてのキャンプでは、私の罪を赦すためにイエス様が十字架にかかってくださったのだ、というメッセージが胸に強く迫ってきて涙を流した。
 
高校生の時は、一生、この言葉で生きていこう、と思う聖句に出会った。それから40年以上、今も大切にしている。

何曲も続けて歌った賛美
キャンプファイヤーの炎
聖書をテーマにしたスキット
先生や仲間との祈り
そして、いちばん大切な、聖書の言葉と熱く語られたメッセージ
それらが、体中にしみこんで私の信仰を育ててくれたのではないだろうか。

昨年からのコロナ禍で、教会学校の行事も例年通りにできないことに胸を痛めている。
今年、教会では小学科も中高科もデイキャンプがもたれた。
たとえ一日でも、豊かな恵みがあったと確信している。
また、感染対策をはじめとして、様々に工夫をこらして奉仕をされた方々に感謝する。

夏休みも残りわずかになった。
子どもたち一人ひとりに、神様の恵みを感じる体験が与えられますように。
神様がさらに豊かに祝福してくださいますように。

遠い日、浴びるように神様の恵みを受けた者として
ひたすら熱く祈ることでその愛にこたえたい。

2021年08月18日