食卓を囲んで        寄稿者 路津子

久しぶりに母の実家を訪れた。山あいの田畑が点在する昔ながらの農家である。九州へ移住したいとこ夫婦が帰省したので、母と会いに行った。私は前々日からひどい頭痛で苦しんでいたが、奇跡的に癒され、皆に会うことができた。

八人の親類が昼食のテーブルを囲む。母の作ったポテトグラタンをめいめいに取り分け、私達の教会員のパン屋さんの焼いた大麦パン、ライ麦パン、あんぱん、デニッシュ等の菓子パンも並べる。手作りの梅ジャム、朝採りきゅうりの辛子漬け、バナナを盛った野菜サラダもいとこの奥さんが作ってくれた。コロナ禍でも、こうして皆で豊かな食卓を囲める幸いを神様に感謝し、談笑する。

どうか、ここに集う親類全員が救われて、天国でもずっと食卓を囲めるように、永遠の命を頂けますようにと祈る。

帰省したいとこに森祐理さんの本を渡す。するといとこは星野富広さんの画集を手元に置いていた。数年前私が伯母に贈った本だ。用いられた! ハレルヤ!

2021年07月27日