コロナワクチン接種予約戦争 寄稿者  銀鈴

今いちばんのホットニュースはワクチン接種の話題であろ
う。我が町にもついに予約受付が始まった。朝9時からス
タートすると、前もって封書が届いていた。電話とインタ
ーネットの2種類の手段が明記されていた。区内に対象の
高齢者が何人いるか知らないが、最初は2万人分のような
ことを聞いた。おそらく2割分くらいだろう。全員には到
底行きわたらない。それに、受付スタートの時は混みあっ
て繋がらないに決まっている。急ぐことはない。時期はず
れても必ず受けられるのだから。そうは思いつつも、早く
片付けたい思いもあってこの戦争に参加した。まさに戦争
だった。

私は電話、家族が3人スマホで参戦してくれた。しかし案の定、繋がらない。すでに予約の出来た他の地域の知人からは、あきらめないでし続けることと、励ましと忠告があったので、それもそうだとがんばる。しかしいくらがんばっても成功しない。だんだん腹立たしくなってきた。もうすこしスマートな方法はないのかしら、原始的すぎるじゃないの。

スマホ組から連絡が来た。途中でシステムが不具合になった、まだ区内でだれひとり予約できた人はいないようだと。一時ストップである。電話だけはかけ続けた。2時間はすぎただろう。スマホ組から大きな声が聞こえた。予約できたよ===と。お手柄は孫だった。「孫の手」が役に立った。大いに感謝して、一件落着!戦争は意外に早く終わった。

2回目はいつなのか、それはわからない。とにかく私は5月下旬に、映像で見慣れたあの注射針を腕に差し込まれることになるのだ。妙な気分であるが、こうして大勢の人たちが接種すれば感染の防御になり、同時に他の人へ感染予防にもなるのだろう。

ワクチンの効果なのか、欧米では規制を緩めるようなニュースが流れてくる。願ってもないことである。早く日本にもそのような日がくるのを期待している。

2021年05月05日