88歳の知人から結婚通知  寄稿者 なぎさ

立春前なのに今年は春一番、いやすでに春二番の強風が吹き込みました。確かに南風。愛の南風です。春二番なんて言い方はないでしょうけど。

学び仲間の88歳氏は数年前に糟糠の妻を失ってどん底をさまよいました。鬱的になり、周りの者たちは発作的にとんでもないことにならねばいいがとハラハラしました。施設を見学したり体験宿泊したり、お子様方の家に滞在したりと、数年試行錯誤のご様子でした。最近は自費でヘルパーさんをお願いしてご自宅で一人暮らしを続けていました。

コロナ禍に入って学びの集いも閉鎖、この一年近くお交わりもできませんでした。そのさなかに結婚通知が舞い込んだのです。びっくりしながらも、よかったかとお祝いの連絡を入れました。88歳氏は人生100年時代ですからと通知にありましたが、私は120歳までお元気でとお返しした事です。高齢者時代のトップを走る彼に祝福がありますように。

2021年02月01日