ベビーは春の嵐の中で   寄稿者 なぎさ

昨日13日は大雨強風春雷と激しい空模様でしたが、そのさなかに、友人がおばばデビューしました。50代の若い友人です。生まれたばかりとは思えないしっかりしたお顔が送られてきました。春雷とともに誕生したのだから、さぞ、逞しいおのこになるだろうとほほえましく思っていたところ、女の子だとのこと。

あらら、それではさぞかししっかり者の賢い女性になるだろうと思い直し、改めて行く末の幸を祈りました。初めてのお孫ちゃまに一番興奮しているのは友人ではないかと、今度はニヤリとうなずいたことです。コロナ禍での出産ですから新米ママとパパのご苦労はさぞ大きかったでしょう。パパは今どきは当たり前になっている出産の立ち合いどころか、翌日も面会は不可、とうとう退院の日まで会えなかったそうです。

新米ママも、いつもなら次から次へと家族親族友人たちが訪れるのに、我が子とはいえ、二人っきりで数日を過ごしたのです。心細かったのではないでしょうか。コロナは思いもしないところにまで負荷をかけてきています。困ったことですが、神様は試練に耐えうる特別な力を授けてくださるでしょう。おばば様の祈りも積まれているでしょうから。コロナと春雷を破る高らかな産声を上げて誕生したベービーちゃんに、特別な祝福がありますように、彼女を造られた創造主に熱い祈りを捧げます。

『神である主は、その土地のちりで人を形造り、
その鼻にいのちの息を吹き込まれた。
それで人は生きるものとなった』
創世記2章7節

2021年03月15日