機関誌発行を終えて 寄稿者  エルピス

私の係わる組織では数年、年に2回小さな機関誌を発行している。冊子にはせずにA4版両面刷りで今回は18ページになった。あらかじめ会員に寄稿の案内をする。一か月ほどの期間を置く。一応の締め切りは11月20日とし、分量は1500字を目安にした。送られてくる原稿をひとつひとつ機関誌のフォームに流し込む。

小さなトラブルが頻発するが、なんとか形が出来たのが12月初めだった。紙面の調整を経て、どうしても空いてしまうスペースを埋めて、校正版ができた。数名の奉仕者にデータを送り、見ていただく。訂正箇所のメモが来る。すぐ訂正、修正する。編集作業を分担しているS兄とクラウドで最後のやり取りをして最終版とした。

印刷は家庭用のプリンター。カラー刷りにするので費用を考えてプロにはお願いしない。部数も多量ではないので。プリンターが無事に最後まで稼働してくれるのを祈りつつ、時々ベンチタイムを入れつつ、一日中、働いてもらった。2日ほどで刷り上がった。

荷造りして送付を担当してくださるH姉に送ったのが4日、日曜の早朝。翌日5日午後、届いたと報があった。今ごろH姉は一部ずつ封筒に入れて郵便局へ走っているころだろう。会員に配達され、反響が寄せられるのが待ち遠しい。それが何よりの喜びであり感謝である。3年になるコロナ禍でも、原稿を書くメンバーたちの熱い思いと、ITの活躍が大きく貢献してくれて、「あかし文章」の活動が滞ることなく進んでいることに、ただ、感謝するばかりである。

機関誌の特集は「光に向かって」である。二重、三重の層を成して複雑な闇で覆われる世界に、「私は世の光です」と声を大にして降誕されたまことの救い主イエス様を、少しでも紹介し広めたい。機関誌は今、大きな使命を背にして、世に出て行こうとしている。おおいに羽ばたいてもらいたい。「恐れることはない、小さな群れよ」と優しく呼びかけてくださる主の聖名があがめられますようにと祈ります。

2022年12月06日