ワクチン接種ラッシュ  寄稿者  道草

10日前はコロナワクチン5回目、今日はインフルエンザワクチン。今年はワクチン接種が続いた。初めからコロナワクチンを受けない人もいる。それぞれの考えだからそれはそれとして、意志はあるけれど日程が取れない人がいる。副反応が出ても仕事が休めないのだ。会社員でないから休暇がない。知人はもやもやしている。コロナワクチンは3回でストップしたままだそうだ。車で、列車で、飛行機でと、国内だが飛び回っている。冬の時期だし、コロナワクチンもインフルエンザも接種したいと言っている。

一年のうちに、体内にこんなに続けてワクチンを入れていいのだろうかと思うこともある。効果は短期間で消えてしまうらしいけど、体も対応に苦慮しているかもしれない。

思えば、子どものころから予防接種と言ってさまざまな種類の注射をしてきた。学校の体育館にクラスごとに出席番号順に並ばされて受けたことを思い出す。ツベルクリン反応とBCG接種が特に記憶に残っている。BCGは四角のハンコのようなものを腕に押し付けられた。痛痒く、粒粒が赤く腫れ、次第に消えていくが、気になって何度も何度も腕をめくっては眺めていた。今は赤ちゃんの時にするとか。

自分の子どもたちも、保健所から通知が来るたびに連れて行ったものだ。こうして、種々の悪い病から守られてきたのだろう。こうした体制、制度をありがたく思う。しかも無料なのだ。世界にはまだ制度の整っていない国々や地域がある。みすみす命が失われている。もったいないことではないか。机上の空論をくり返すばかりでまことに不甲斐ないが、神様から与えられている「祈る」働きをフル活動させていくことにする。

『神には何でもできないことはありません』

2022年11月23日