敬老の日    寄稿者 そよかぜ

今年の敬老の日は9月19日。
親がいる頃はこの日は朝からごちそうづくりで忙しかった。9月15日だった。今は年によって変わるせいか、あまり皆が意識しなくなったようだ。
ある集まりがこの日にあった。旗日であろうとなかろうと関係ない高齢者のグループで、ズームの会だ。

会の最後に一人が「皆さん敬老の日、おめでとうございます」といった。全員が該当者なので、途端に話は高齢者問題になった。
聞くところによると、百歳以上の高齢者は日本に9万人とか。わたしの叔父たちも二人とも百歳以上で召された。医学の進歩で130歳まで生存可能な時代が来るという。
なんということか。昭和の時代には人生50年と言っていたではないか。それがあっという間に人生100年。
だいぶ前に『世界がもし100人の村だったら』という本がはやった。
そのころは世界に63万人、100人に縮めると子供30人、大人70人、うち高齢者は7人とされていたそうだ。
日本は高齢化社会といわれるが、50年後は子供10人、大人90人、うち高齢者は40人だという。もちろんそのころは私たちはもういないだろうが、子供たちはまだ生きてこの社会で暮らしていることだろう。
さてさて、どうしましょうかねと言ってその会はお開きになった。親の代はもうみんな天国で、私たちは「気を付けて、転ばないで」があいさつ代わりになっている。

旧約聖書によく出てくるレバノン杉は、樹齢3千年とも5千年ともいわれる。神様の世界は高齢化など怖くはない。そんな思いで聖書を読んでみたい。

2022年09月20日