追分   寄稿者 青梅

日本各地に追分という名の場所があります。身近なところでは甲州街道と青梅街道の分岐場所を新宿追分、中山道と日光街道の分岐場所が本郷追分などと呼ばれています。

追分とは、馬や牛を左右に追い分ける意味から転じたようですが、そこまでは一本であった道が二つに分かれ、それぞれ異なる方向に進みはじめる分岐の場所を指します。よって、旅人は正しい分岐を選ばなければ、意に沿わない場所に向かってしまうのです。

考えるに、わたしの人生にもいくつか追分と呼ばれる場所がありました。就職や結婚など新たな道に踏み出すときです。でも、最大の追分はイエス様を信じるときだったと思います。おかげで、いまは地上の人生を終えた後でも、天国の住民として永遠に生きる福音の道を歩ませていただいています。

いま、ロシアとウクライナの問題も追分の場所に立たされていると思うのです。皆が願っていることは一つ、平和です。が、とても人知では解決できない難解な追分だとも思います。
でも聖書は(「あなたのしようとすることを【主】にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない。」箴言16:3)と語ってくださいました。
まさに福音です。早速、平和を願って祈りたいと思います。

2022年06月13日