6月6日 雨ザーザー降ってきて   寄稿者  付箋

睡眠中ずっと雨の音が聞こえていたが、その音で目覚めた今朝であった。ふと、歌も響いてきた。「6月6日 雨ザーザー降ってきて・・・」の絵描き歌である。こんな歌が記憶の底に潜んでいたのだろうか、まさにその日に思い出すとは、脳の働きとはなんてすばらしいのだろうと感心する。私の脳ではなく、一般的な働きについての感想である。

関東の梅雨入り間も近いのだろう。今年は早いとか遅いとか前評判は高かったが、ほぼ例年通りに進むということか。大きな気候の異変がないことを願う。今朝は気温もずっと低い。
「梅雨寒」の前触れだろうか。また長そでを着込んだ。今年は季節が終わったと思って整理したものを何度も取り出している。体が冷えるのは危険なのだ。かろうじて保っている体調が崩れてしまう。気候の小さな変化にも大きな影響を受ける体になってしまった。加齢現象の一つなのだろうか。

6月6日から約半月は24節気では「芒種」と呼ぶそうだ。ぼうしゅ。馴染みの少ない言葉だが自然界の匂いが濃く漂ってくる。稲や麦の種を蒔く時期とか。今では田植えの時期のことか。浅い緑の水田がはるかかなたまで広がる光景はいつまでも忘れられない。以前に、関東鉄道に乗って友人を訪ねたことがあった。確か単線の部分もあった。車両の両側には見渡す限り水田あった。まさに絵のようだった。日本の原風景のようなエリヤが今だに悠々と
あるのだ。残っていると言えようか、いや、これからもずっとずっとあり続けると思う。

ウクライナの小麦畑はもっともっと雄大であろう。ずっとずっとあり続けてほしい。だれも破壊してはならない。神様は厳しく見張っておられるだろう。

2022年06月06日