平和をつくる者   寄稿者 青梅

今、政治の場で安全保障戦略という名の下に「敵基地攻撃能力を日本が保有すべき」と言う声が高まっています。

今後、憲法9条の見直しをも巻き込んで、ますますこの種の議論は活発化すると思います、そのとき、憲法解釈やミサイルの戦術的技術論など専門的なことも大切ですが、最も大切なテーマは「どんなときにも国民を平和から守る」こと、つまり世界の平和に繋がる不変な平和をつくることが大きなテーマで有りポイントだと思うのです。

聖書の中に砂の上に家を建てる愚かな人と岩の上に家を建てる賢い人の譬えがあります。
「神さまを信頼して生きる人生を、盤石な岩の上に建てた家にたとえ、大雨が降り、洪水が襲っても土台がしっかりとしているので何の心配もない。一方、神さまに喜ばれない人の人生を、砂の上に建てた家にたとえ、見かけはしっかりしているようでも、いざ、洪水がおしよせてきたり、風が激しく吹いたりすると、 すぐに土台が崩れ、家は倒れてしまう」という譬えです。

まさに平和をつくる者にとって、励ましでもあり導きの譬えだと思いました。
なぜなら、いまわたしたちは砂の上に建てられている脆い平和の象徴としてウクライナ侵攻を見せられているからです。同時に、平和を建てあげる確かな土台が神さまを信頼する信仰にあることも悟らせてくださいました。

聖書は「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」と語っています。
「平和の君」であられるイエス様が私たちに「平和の人」となることを願っておられると思いました。

2022年05月17日