古代の宗教改革者 寄稿者 付箋

ネヘミヤ記8章1~3節 18節
祭司エズラは七月の一日に律法を携えて来て、男女の会衆およびすべて聞いて悟ることのできる人々の前にあらわれ、あけぼのから正午まで、人々の前でこれを読んだ。民はみな律法の書に耳を傾けた。
エズラは初めの日から終りの日まで、毎日神の律法の書を読んだ。
 
神さまの遠大なご計画の中で、バビロンに捕囚となっていたイスラエルの民は祖国へ帰っていった。目的の第一は民族のシンボルである神殿を再建するためであった。しかし周辺諸族の執拗な妨害のために、遅々として進まなかった。

総督ネヘミヤは、信仰と祈りと勇気を武器に、不退転の覚悟で難題に立ち向かった。

時に、エルサレムに集まってきた群衆の前で律法の書(一口に言えば聖書)が朗読された。聖書朗読は早朝から正午まで7日間も続けられた。真剣な祈りもささげられた。
 
聖書が読まれるとき、神の御手が動く。悔い改めの祈りがささげられるとき、神が立ち上がる。こうして帰還民のあいだになお根強くはびこっていた様々な罪が取り除かれ、民は信仰を新しくし生活も改革して神の前に立つことができた。 

ネヘミヤは古代の宗教改革者と言っていい。マルティン・ルターが聖書信仰に立って、あの宗教改革に乗り出したように。

クリスチャンはもっともっと聖書を読むべきだろう。
『初めにことばありき、ことばは神なりき』である。聖霊はみことばとともに働くといわれる。
朝に、昼に、夕べに、聖書を紐解きたい。
ふいっと口元からみことばがこぼれ落ちるほどに、親しみ覚え味わいたいものである。

2024年02月12日