書き続ける仲間たち


****************************長谷川和子



**ペンクラブに入会して38年になる。切っ掛けは私の文章がキリスト新聞に載ったのを理事長の満江巌先生がご覧になり入会誘いの手紙を下さったことによる。

**先生は甲高い声で聖書講話をされ、解りやすく楽しみであった。しかし大変厳しかった。文章だけでなく時間にも挨拶にも言葉使いにも細かく指導された。

私が司会をしていたとき、時間が余ったので「賛美歌でも歌いましょう」と言ったら「賛美歌でも、とは何んだ、賛美歌を、ではないか」と大声が飛んできた。

**徹底的に400字の中に表現したいことを盛り込むことを叩き込まれた。先生によって文章の基礎を学んだのである。

**二泊三日の夏期学校では湯河原、熱海、京都、滋賀での会場に全国から集まった者たちが熱心に学んだ。熱海ビレッジではちょうど花火大会の時期であったが、音は聞こえても観ることもなく課題の文章作成に熱中した。

  当時一緒に学んだ方々やご指導下さった玉木、久保田、池田先生も天上の人となった。

  現在、高齢者が多くなったが、なおペンを握りつつ伝道のためにと切磋琢磨している。
**書き続ける仲間たちがいる。








****************************島本耀子



**随筆教室で身辺雑記を書いていたとき、寺社めぐりや写経の体験等を書く人がいました。私もキリスト教の映画「パッション」をテーマに書くと講師は、あるクリスチャンが日々の思いを書いたという本を下さいました。参考にしなさいと、渋い顔の講師でした。

**随筆を勉強していたその本の著者は、日本クリスチャン・ペンクラブの元会員です。イエス・キリストにひたすら寄り添う証しが書き込まれた内容の一冊でした。

**信者でない人たちに、いきなり映画の描写はきつかったようです。しかし、あの13年前、神様の愛について書こうと思い立たなければ、JCPを知ることはなかったでしょう。まさに、随筆から証しへの移行は、神様によって備えられた道でした。

**ペンクラブに入会して間もなく、松原湖のグリーンジョイフルに参加して、楽しい思い出ができました。その後も隔月の例会に加え、数回の企画の中で学びのときを持ちました。

**入会前にも、教会で文書作成のお手伝いをしていました。若くて元気だったころは、みんなで作ったトラクトや集会案内を戸別にポスティングしてきました。今、私の教会では「どうやって教会に導かれたか」という証しをする機会が与えられていますが、それは未信者のためになされる証しです。

**信仰的文書禁止の制約から解放されると、最初は少し戸惑いました。宗教色を嫌う不特定の方々にも読んでもらいたい。そう思うと、伝道のための証しというより随想に近かったかもしれません。

**間もなく、例会の他にも童話とエッセーの会がはじまり、隔月に書くことになりました。更に与えられて、書ける世界が広がったと、嬉しくなりました。

**生半可な気持ちでは書けませんが、書く喜びに勝るものはありません。声高に神様を云々しなくても、「キリストの香りのする文章」という目標も知ることができました。

**私と神様について、体験してきたこと、その時々の思いを書き綴ってここまできました。

**これで完璧というわけではあり得ませんが、時には表現を変える試みに勝てず、同じテーマを繰り返してしまいます。すると、自分自身の気持ちも少しずつ変化しているのが分かります。昇華と言っては驕りでしょうが、自浄作用を確かに感じます。

**「書くこと」は、神様が私のうちに働いて、与えてくださった「志」なのでしょう。これからも、この世にある限り、導かれるままに、証しを書いて行けたら幸せです。














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